【ラゴス(ナイジェリア南部)=上杉洋司】ナイジェリア軍は27日、北東部ボルノ州グウォザのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の本部を制圧し、グウォザを奪還したと公式ツイッターで発表した。
グウォザはボコ・ハラムが押さえる主要都市。ツイッターによると、ボコ・ハラムの戦闘員数人が死亡し、同軍が多くの戦闘員を捕らえたとしている。
ボコ・ハラムは昨年8月、グウォザで「イスラム国家」の建国を宣言。今年に入って勢力圏を拡大し、一時はベルギーと同じ広さの3万平方キロ程度を支配下においたとされた。しかし、その後、ナイジェリア軍の掃討作戦に隣国チャドなどが参戦し、戦況が一転。ボコ・ハラムは劣勢に立たされているとみられる。
ただ、ナイジェリア軍の攻勢についての詳細は不明だ。同国の大統領選の投票が28日に実施される予定で、「宣伝」との見方もある。(読売)
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