■韓国中銀総裁 力強い回復には時間がかかる
[ソウル 30日 ロイター]韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、消費の弱さが国内の景気回復を妨げている主な要因だと指摘し、力強い回復には時間がかかるとの見解を示した。
総裁はまた、「輸出高は拡大しているものの、経済見通しを大幅に変える要因とはみなせない」と述べた。
景気低迷を背景に、韓国中銀は昨年以降3回金融政策を緩和。政策金利は過去最低の1.75%となっている。
総裁は「現在の厳しい経済状況を短期的に回避するのは困難になるだろう」と指摘。その上で「世界的な景気回復と政府の構造改革への取り組み強化に伴い、状況が徐々に改善していくことを期待する」とした。
また、韓国がデフレに陥る可能性は低いとの見解をあらためて示し、家計債務が経済にシステミックリスクをもたらすことはないと指摘した。(ロイター)
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