[ローザンヌ(スイス) 29日 ロイター]スイスのローザンヌで行われているイランの核問題をめぐる欧米など6カ国とイランの協議は29日、月末までの枠組み合意を目指して協議を続けた。
ただ交渉関係者らは、妥協点を見い出せないまま物別れに終わる可能性も指摘している。
協議では、イランがウラン濃縮のために使用できる遠心分離機の数や、医療目的での核関連開発などについて妥協点を探っている。
一方、イランの核武装を警戒するイスラエルのネタニヤフ首相は、これまでに浮上している詳細な枠組み案は想定していたよりもさらに悪い内容だと批判している。
30日には、今回の協議では初めてとなるイランと6カ国の全外相による会合が開かれる予定。
ドイツのシュタインマイヤー外相は記者団に対し、「ここ数時間に前進した部分もあるが後退した部分もある」としたうえで、「今回の協議でさらなる危機が出現する可能性も排除できない」と語った。(ロイター)
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>
コメント