18756 イラク首相、ティクリート解放宣言    古沢襄

■軍が中心部突入、州庁舎奪還

四月になった。月が変わるにつれて中東情勢にも変化に兆しがみえる。
 

ポイントは三点。①サウジ主導のアラブ連合軍の軍事行動②イラク軍のティクリート攻略③欧米6カ国とイランの核協議・・イスラエル・ニュースがかなり詳しく報じている。

たとえば、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍がイエメンの港を封鎖。イランの支援を受けるフーシ派が武器を入手することを防ぐ作戦」。

また「欧米6カ国とイランの核協議は最終日の29日にも結論が出ず、日程を延長して交渉を継続へ。31日まで交渉が続く見込み」とし、「イランとの核協議では交渉が最後の詰めに。米国は包括合意に至らない場合、米議会が行動を起こすとイランに警告した」としている。

交渉が不調に終わるとみているのではないか。

三月二日にイラク軍が攻撃を開始したティクリート攻略作戦は紆余曲折があったが、激しい戦闘の末に過激派ISを制圧した。

イラクのアバディ首相は「ティクリートは解放された」と高らかに宣言した。

 
【カイロ時事】イラクのアバディ首相は31日記者会見し、イラク軍部隊が過激派組織「イスラム国」が占拠していた北部ティクリートの中心部に到達し、サラハディン州政府の庁舎などを制圧したと述べた。首相はツイッター上で「ティクリートは解放された」と宣言した。

ティクリートの奪還は、イラクで昨年6月以降、勢力を拡大した同組織に対する政府側の作戦としては最大の成果となる。(時事)

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