■「素直で謙虚に“ありがとう”」
エイの料理と聞いてすぐ思い浮かぶのは、火であぶったエイヒレだ。居酒屋などの定番メニューだが、肝となると、小欄も食べたことはない。知り合いの和食料理人に聞くと「刺し身や酢でしめて食べるけど、内臓だから鮮度が命。都会ではめったに食べられません」。うまいかどうかは別として珍味だという。
そんなエイの肝などを満喫したのが、話題の「浪速のエリカさま」こと維新の党の上西小百合衆院議員だ。体調不良を理由に、先月13日に衆院本会議を欠席した直後の15日、大阪を経由して日本三景・天橋立で有名な京都府宮津市へ。同行した男性秘書と一緒に秘書の兄が経営する料理店で、地元でしか食べられない海の幸を食して1泊したという。
本人は今月3日の会見で「仕事で行った」と強調したが、大阪からは車でも列車でも2、3時間はかかる。体調不良を押してまで行ったとすれば、国民にとって大事な新年度予算案を審議した国会と比べても、よほど大事な会食だったのだろう。しかも、国会欠席前日の12日には、東京・六本木のニューハーフパブなど酒場を3軒はしごした。
さすが独身の31歳。食欲旺盛なグルメで、夜の遊びにも精通しておられる。しかし、今回の行動は党内からも批判を浴び、党傘下の政治団体「大阪維新の会」から4日、除名された。自身のブログ冒頭には、笑顔の写真とともに「素直で謙虚に“ありがとう”を伝えます」とある。
その言葉がむなしく響く。議員を続けるつもりなら、報道陣に暴言を吐いてわびた宮津に同行した秘書とともに、エリカならぬエリを正してほしい。年間約3000万円の血税で働く公人としての原点に戻って-。(産経)
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>
コメント
暦も、西暦中心から、イスラム歴中心になるのかな?
党が東京で候補者を決定するように成って一発屋候補が増えたみたいだ。昔は県連が候補者を探していましたから人柄や評判が地元で調査することが出来ました。
「浪速のエリカ様」だけではなく、
大塚家具の社長を「家具屋姫」、
話題になった市議を「美し過ぎる市議」、
などと書くのは止めましょう。
実にくだらない。そんな表現は全くもって無用です。
この表現を一番使っている新聞社が産経新聞です。
骨太の論説委員がいるかと思えば、イエロージャーナリズム並の軽薄な記者もいるようで、もっとしっかりして欲しいものです。