[ニューヨーク 6日 ロイター]6日の米国株式市場は上昇。米連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を遅らせるとの見方が広がり、予想外に弱い内容となった雇用統計をめぐる懸念を相殺した。
ダウ工業株30種.DJIは117.61ドル(0.66%)高の1万7880.85ドル。
ナスダック総合指数.IXICは30.38ポイント(0.62%)高の4917.32。
S&P総合500種.SPXは13.66ポイント(0.66%)高の2080.62。
米労働省が3日発表した3月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に下回り、過去1年超で最も小幅な増加にとどまった。また米供給管理協会(ISM)がこの日発表した3月の非製造業総合指数(NMI)は3カ月ぶりの低水準となった。
投資会社リバティービュー・キャピタル・マネジメントのリック・メクラー社長は「週末に市場参加者は、3日に発表された雇用統計がもたらすプラスの面を読み取る時間を確保できた。プラスの面とは、金利が急速に引き上げられることは恐らくないということだ」と述べた。
個別銘柄では、オランダの医薬品開発ユニキュアの米上場株が47.0%の急上昇。同社は心臓血管疾患に対する遺伝子治療の開発に関して米医薬品大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブと提携した。
電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは6.3%高。同社は第1・四半期の出荷台数が55%増加した。(ロイター)
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