■生産減に強い期待 米ブルームバーグ
(ブルームバーグ)7日のニューヨーク原油市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が大幅続伸。年初来高値を付けた。米国内での石油掘削活動の低下で生産が抑制されるとの観測が広がった。
IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の商品調査ディレクター、カイル・クーパー氏は電話取材に対し、「先週は久しぶりに原油生産が記録を更新しなかった」と指摘。「週間生産統計が2週連続で減少するとの強い期待があるようだ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比1.84ドル(3.53%)高い1バレル=53.98ドルで終了。終値ベースで昨年12月30日以来の高値。
ゴールドマン・サックス・グループは電子メールで配布した6日のリポートで、米国内の原油供給が4月にピークに達する可能性があるが、生産の伸びを鈍化させるには原油安がより長期化する必要があると分析。
一方、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は7日にリヤドで、原油相場は上向きつつあり、近い将来回復するとの見通しを示した。
ツイッターへの投稿によると、米石油協会(API)の統計では先週の原油在庫は増加。これを受けて、WTI先物は上げ幅を縮小した。(米ブルームバーグ)
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