■欧州当局が定期監査で指摘
[ブリュッセル 4日 ロイター]欧州航空安全機関(EASA)は、ドイツの航空規制当局であるドイツ連邦航空局(LBA)に対する定期監査の結果、「問題」を指摘した。
欧州委員会が4日発表した。監査の時期は明らかにされていない。
一方、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、欧州当局は昨年11月、ドイツ航空局に「長年の問題を解決する」よう要請した。欧州当局は職員不足を指摘したといい、それが事実であれば、乗務員の健康状態などの検査を行う人手が十分でなかった可能性がある。
ジャーマンウイングス機墜落をめぐっては、仏航空事故調査局(BEA)が3日、現場から回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)を調べた結果として、副操縦士が故意に墜落させたことが示されたと発表。事件を受けて、乗務員の健康管理問題がにわかに注目されている。
欧州委員会のスポークスマンは、電子メールで声明を送付し「EASAからの勧告に基づいて、欧州委員会はドイツ側に問題点を伝達した。ドイツ側からの回答は現在、精査されているところだ」と述べた。(ロイター)
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