■「エニグマ」解読でナチス・ドイツ側の戦略を入手
第2次世界大戦中、ナチス・ドイツが使っていた暗号を解読したことで知られるイギリスの数学者の手書きのノートがオークションにかけられ、日本円にして1億2300万円余りで落札されました。
イギリスの数学者、アラン・チューリングは、第2次世界大戦中にナチス・ドイツが使っていた「エニグマ」と呼ばれる暗号の解読に成功したことで知られています。「エニグマ」の解読によって、連合国側はナチス・ドイツ側の戦略について情報を得られるようになり、大戦での勝利につながったともされていて、チューリングの生涯は今も映画などで描かれています。
13日、ニューヨークで行われたオークションではチューリングの手書きのノートが出品されました。このノートはチューリングが「エニグマ」を解読したあとの1944年ごろに書いたとされ、56ページにわたって数式や英語の文章などが記されています。オークションの結果、ノートは102万5000ドル(日本円で1億2300万円余り)で落札されました。
オークションを主催した会社では「このノートは偉大な頭脳の思考をかいま見ることができる貴重な資料だ」と話しています。(NHK)
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