■オランド仏大統領 「フランスとアメリカの自由と友好の証」
18世紀のアメリカの独立戦争を支援したフランスの帆船が200年以上を経て復元され、18日にアメリカに向けて出航しました。
フランスの帆船、エルミオンヌ号は18世紀、独立を目指してイギリスと戦ったアメリカを支援するために、フランスの軍人、ラファイエットが乗船した船です。
フランスの船の愛好家らが、20年余り前にこの帆船の復元を呼びかけ、両国の企業や自治体などから寄せられた日本円にしておよそ32億円の寄付などで、復元の費用を賄いました。
全長65メートル、重さ1260トンの帆船は、当時の船を可能なかぎり忠実に再現したもので、18日にフランス西部の島で行われた式典では、フランスのオランド大統領も乗船し、「この帆船はフランスとアメリカの自由と友好の証しだ」と述べて、船の完成と出航を祝福しました。
このあと、船員やボランティアなど70人余りを乗せた船は、多くの市民らに見守られながら、独立戦争ゆかりの地の1つ、アメリカ南部バージニア州のヨークタウンに向けて出航しました。
帆船は大西洋を横断し、6月上旬から7月中旬にかけて、アメリカとカナダの東海岸にある12の港に寄港することになっています。(NHK)
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