18999 日米2+2始まる 新ガイドライン取りまとめへ   古沢襄

日米の外務・防衛の閣僚協議「2+2」がニューヨークで始まりました。協議では、島しょ防衛の強化や、集団的自衛権を行使する際に想定される協力項目を盛り込んだ、新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインを取りまとめることにしています。

日米の外務・防衛の閣僚協議「2+2」は、日本時間27日午後11時前から、ニューヨークで、日本から岸田外務大臣と中谷防衛大臣が、アメリカからケリー国務長官とカーター国防長官が出席して始まりました。

協議では、18年ぶりの見直しとなる新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインを取りまとめることにしています。

新ガイドラインには、東シナ海などで海洋進出を活発化させている中国を念頭に、日本に対する武力攻撃事態への対処として、島しょ防衛の強化などが盛り込まれる見通しです。

また、日本政府が進めている安全保障法制の整備内容を反映させ、集団的自衛権を行使する際の協力項目として、弾道ミサイルが発射された場合の対応や機雷の掃海活動などが盛り込まれるものとみられます。

4人の閣僚は協議が終わったあと、そろって記者会見を行い、新ガイドラインの運用によって、日米同盟をさらに強化していく方針を打ち出すことにしています。(NHK)

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