19011 首相「日米同盟は世界平和と安定に不可欠」   古沢襄

安倍総理大臣は、アメリカのオバマ大統領との日米首脳会談のあと共同記者会見に臨み、「日米同盟は、アジア太平洋地域のみならず、世界の平和と安定になくてはならないものとなっている」と強調し、日米同盟の抑止力を強化していく考えを示しました。

アメリカを公式訪問している安倍総理大臣は、日本時間の28日夜、11時前からオバマ大統領との日米首脳会談を行い、このあと両首脳は共同記者会見に臨みました。

この中で安倍総理大臣は、日米同盟について「私たちには1つの夢があり、それは平和と繁栄で満ちあふれた世界を作り上げることだ。その夢をかなえるために日本とアメリカはともに新たな時代を切り開いていく強い決意を、戦後70年目の節目となる年に当たり、オバマ大統領と確認することができた」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「半世紀を上回る日米同盟の歴史に新たな1ページを開いた。自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有するパートナーで、その揺るぎない絆で結ばれた日米同盟は、アジア太平洋地域のみならず、世界の平和と安定になくてはならないものとなっている」と述べました。

さらに、安倍総理大臣は「アメリカのアジア太平洋を重視するリバランスを歓迎し、オバマ大統領は日本の積極的平和主義への支持を表明した。この2つの政策が連携することで、日米同盟の抑止力は一層強化されるに違いない」と述べました。

一方、オバマ大統領は、「日米両国はともに力を合わせ、お互いのために尽くしている。日米同盟を通じてともに未来を築いていきたい。日米両国は戦後70年間、同盟国として成長した。地球規模のパートナーだ」と評価しました。

また、安倍総理大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「オバマ大統領との間で、2国間の残された課題について大きな進展があったことを歓迎した。引き続きTPP交渉の最終局面を主導するために協力し、早期かつ成功裏の妥結に向けて、ともに取り組むことを確認した」と述べました。

オバマ大統領は「会談ではTPPの交渉の進展を確認した。私と同様、安倍総理大臣も交渉妥結を目指している。また、高い基準のルールを目指すTPPは日米両国にとってプラスになるだけでなく地域全体にとってもよいことだ。日米両国は速やかな交渉妥結に向け協力していく」と述べました。(NHK)
 

<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

コメント

タイトルとURLをコピーしました