インドのモディ首相は、就任後初めて、来週、中国を訪問することになり、国境問題で対立する一方で、経済分野では関係を強化し、投資を呼び込むねらいがあるものとみられます。
インド外務省は5日、モディ首相が今月14日から19日までの日程で、中国とモンゴル、韓国の3か国を訪問すると発表しました。
このうち、首相就任後初めての訪問となる中国では、14日からの3日間に、西安、北京、それに上海を訪れ、習近平国家主席との首脳会談や中国の経済界との懇談に臨む予定です。
両国は国境線を巡って対立が続いていますが、インド経済の再生を目指すモディ首相としては、これまで精力的に訪問してきた日本や欧米諸国とだけでなく、中国とも経済関係を強化し、投資を呼び込むねらいがあるものとみられます。
インドでは、鉄道や道路など立ち遅れが目立つインフラの整備や製造業のてこ入れに向けて、中国からの投資に期待する声が高まっています。
インドは、中国が設立を提唱するAIIB=アジアインフラ投資銀行の創設メンバーでもあり、銀行の在り方についても意見を交わすものとみられます。(NHK)
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