■ジンバブエでは大統領選挙にまたも介入、ジブチにも軍事拠点
ジブチのレモニエール基地は米軍の拠点。ここをベースにイエーメン、ソマリアならびにアフリカ諸国への軍事介入拠点としている。米軍の作戦本部である。
このジブチはエチオピアへの出入り口であり米軍のほか、わが自衛隊とフランス軍も拠点を設置している。
安倍首相はジブチを訪問した際、自衛隊基地を慰問した。
中国は、このジブチに対して鉄道、港湾などいくつのかのプロジェクトを支援し、エチオピアとの貿易のハブとして活用しているほか、軍事拠点の構築を模索している(英文プラウダ、5月12日号)
独裁者ムガベが君臨するジンバブエは鉱物資源の宝庫として知られるが、中国はミグ戦闘機、戦車、装甲車、ライフルなど夥しい軍事支援をなして、ムガベ独裁を支えてきた。
7月31日に控える大統領選挙に選挙参謀を送り込んでいる。
このほか、軍の選挙動員に備え軍人多数を派遣した。前回の選挙も中国が丸抱えで望み、宣伝カー,Tシャツ、ビラなどで中国は背後のロジェスティッックを取り仕切った。
中国とジンバブエの貿易は2014年に10億ドルに達した。
モランゲのダイヤモンド産出地域には、中国が軍事基地を確保した。ジンバブエは海の出口がない内陸国家ゆえに、モザンビークのマプト港を利用しているが、中国はジンバブエ奥地の世界有数のダイヤモンド産出地域であるモランゲに空軍基地を建設したのだ。
また南ア政府と交渉して喜望峰にも軍事拠点を構える勢いにある。喜望峰は世界貿易の10%が、この岬を経由している。
中国が輸入する石油の13%近くは、アンゴラ沖から、この喜望峰を通過して、インド洋を横切り、中国へ運ばれている。
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