19136 大人の日本なのに”ガキ”の韓国   古沢襄

五月も半ば、15日のブログは読者が急増した。読者の関心は中国と韓国の動向に集中している。

韓国の朝鮮日報は「対日外交の戦略ミス、代償を支払う韓国」というコラムを掲載している。これで反日韓国が少しは変わったと思うほど、日本の対韓感情は甘くはない。

「大人の日本になって我慢しているのに、相手は”ガキの韓国”で言いたい放題」。堪忍袋の緒が切れそうになる。

■朴槿恵(パク・クンヘ)大統領はこれまで誰が見ても沈黙型で、言葉数が非常に少ないスタイルだったが、最近はその「お言葉」がかなり多くなってきたようだ。

もちろん実際に数を数えればそれほど多いわけではないだろう。またその語る内容が目新しく斬新なものであれば、何時間話していても口数が多いとは感じないはずだ。

朴大統領がよく口にするフレーズといえば「国会で足踏みしている」「法案を採決してくれない」だ。この種の言葉はこれまで何度も繰り返されてきたため、それを聞いてきた国民は「1回や2回どころかまた言い訳が始まった」と感じているはずだ。

しかし、朴大統領も日本と北朝鮮に対する外交・安全保障政策とその戦略ミスについてだけは、そのような形の言い訳はできない。なぜなら、これらの政策は朴大統領個人とブレーンたちが手掛けたものだからだ。

昨年3月、オランダのハーグで韓米日首脳会談が行われた時のことを思い出してみよう。会談前、日本の安倍首相は韓国語で、しかも韓国語特有の言い回しを使いながら「朴槿恵大統領様、今日お会いできてうれしく思います」とあいさつを行った。

ところがその瞬間、朴大統領は顔が固まって明確な反応を示せず、握手さえ拒否した。

これら朴大統領の反応は、われわれにとっては「自然」で「当然」と映ったかもしれない。しかし日本のメディア各社は朴大統領の態度を「無礼」としてことさらクローズアップした。

当時ソウルに駐在していた日本のある特派員は「安倍首相の低姿勢と比較すると、朴大統領は本当に目立っていた」と皮肉っぽく語った。

「慰安婦問題」での謝罪を拒否する安倍首相が気に入らないのは当然だが、それでも彼は日本という国を代表する首相だ。

彼の背後には日本国民がいるのだ。韓国は日本に比べて国際舞台で決して優越した立場にあるわけではない。通常、外交の舞台では、不倶戴天(ふぐたいてん)の敵と遭遇する場合でも、こちらから先に背を向けるとか感情を表出することなどあり得ないし、またあってはならないはずだ。

安倍首相は直後の会見で「日韓両国の間には多くの共通課題が存在していることをあらためて確認した」と述べてやり過ごした。

朴大統領の無礼な態度について見解を求める質問に安倍首相は、後に日本政府の関係者を通じて「この日、朴大統領は風邪気味でコンディションが良くなかったようだ」と回答した。これではどう考えても安倍首相の方が上手だ。(韓国・朝鮮日報)

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