【ワシントン=今井隆】カーター米国防長官は16日、米特殊部隊が15日にシリア東部で作戦を実施し、イスラム過激派組織「イスラム国」の高位の指導者、アブ・サヤフ容疑者を殺害、妻のウム・サヤフ容疑者を拘束したと発表した。
人質救出作戦を除けば、米軍が対「イスラム国」の作戦で地上部隊を投入したのは初めてとみられる。米軍側に死傷者は出ていない。
アブ・サヤフ容疑者は軍事作戦に加え、石油やガス、財政部門の指揮で重要な役割を果たし、妻も組織の活動に関与していた。
作戦はオバマ大統領の指示に基づくもので、国家安全保障チームが全員一致でオバマ氏に勧告し、実施に移された。
ロイター通信などによると、米特殊部隊と「イスラム国」側の部隊との間で交戦になった。同容疑者の「奴隷」だったとみられる少数派ヤジーディ教徒の女性1人を解放した。(読売)
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