東京・浅草の「三社祭」で、無人機のドローンを飛ばすことをほのめかし、祭りの主催者に警戒を強化させたなどとして15歳の少年が業務妨害の疑いで逮捕された事件で、少年が、ドローンで撮影した動画などを見た人が増えるほど、多くの電子マネーなどを入手できる動画共有サイトで配信していたことが分かり、警視庁は、少年が動画の配信によって金を得ていた疑いがあるとみて調べています。
この事件は、横浜市の15歳の少年が、今月行われた東京・浅草の三社祭で、「祭り行きますから。撮影禁止なんて書いてないからね」などとドローンを飛ばすことをほのめかす内容をインターネットで配信し、祭りの主催者にドローンへの警戒を強化させたなどとして威力業務妨害の疑いで逮捕されたものです。
調べに対し、少年は「ドローンを飛ばすとは言っていない」と供述し、容疑を否認しているということです。
警視庁によりますと、少年はドローンを飛ばして撮影した動画などを、動画共有サイトを通じて頻繁に配信していたということですが、このサイトは、動画を見た人から特定のアイテムをもらい、それを電子マネーや商品券に換えられる仕組みだったことが警視庁の調べで分かりました。
このサイトで少年が配信した動画をのべ22万人近くが見ていたということです。
少年は仕事をしておらず、親から小遣いをもらっていないにもかかわらず、15万円近くすると思われるドローンを所持していたほか、動画の撮影のために京都市や長野市などに出向いていたということです。
警視庁は、少年がサイトを通じて動画を配信することで金を得ていた疑いがあるとみて調べています。(NHK)
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