19181 米キューバ交渉 合意至らず協議継続へ   古沢襄

アメリカとキューバの国交正常化に向けた4回目の交渉が首都ワシントンで行われ、両国は国交の回復を巡って協議しましたが、大使館再開の条件で折り合いがつかず、改めて協議することになりました。

アメリカとキューバの4回目の国交正常化交渉は、首都ワシントンで22日まで2日間にわたって行われ、アメリカからジェイコブソン国務次官補が、キューバから外務省のビダル局長が出席し、国交の回復を巡って協議しました。

交渉のあと、両者はそれぞれ記者会見し、焦点となっている国交の回復と大使館の再開について一定の進展はあったものの、大使館の運営や外交官の行動を巡ってさらに協議する必要があると発表しました。

両者とも交渉の具体的な内容は明らかにしませんでしたが、アメリカがキューバに対して求めている外交官の移動の自由や、キューバがアメリカに求めているキューバのジャーナリストを対象にした養成訓練の停止などを巡って、意見の違いがあるものとみられます。
 

両国は先月、オバマ大統領とラウル・カストロ国家評議会議長が国交断絶以来、初めてとなる首脳会談を行い、早期の国交回復と大使館の再開で合意しただけに、首脳会談後初めての今回の交渉に注目が集まりましたが、結論は先延ばしとなりました。(NHK)

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