沖縄県の翁長雄志知事は25日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相らに沖縄の夏の正装「かりゆしウエア」を贈呈した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題をめぐり、政府と沖縄県の対立が続くが、翁長氏はかりゆしの普及促進を優先させ、“戦闘モード”は封印。2人とも終始なごやかな雰囲気を演出した。
翁長氏が、かりゆしウエアを「沖縄の特産品で観光のPRになっている」と紹介すると、首相は「今年も閣議で(閣僚全員が)着て沖縄経済に貢献したい」と笑顔で応じた。翁長氏は今月27日からの訪米で、辺野古移設反対を訴える予定だが、会談では移設問題には言及しなかった。
翁長氏は首相と面会後、記者団に「今日は笑顔いっぱいだった」と話す一方、訪米に関しては「全力を挙げて基地は作らせないと伝えたい」と強調し、辺野古への移設反対を主張する方針を改めて示した。(産経)
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