■ギリシャを下回りアジアで「独り負け」
ここにも韓国経済の低迷ぶりが表れた。米調査会社ニールセンが発表した今年1~3月期の世界の消費者信頼感指数で、韓国の指数は調査対象の60カ国中59位と世界最低に近い水準だった。
日本の消費者心理が大きく改善するなど総じて好調なアジア諸国のなかでも「独り負け」の様相だ。(夕刊フジ)
ニールセンは2005年から四半期に1度、各国の消費者心理を調査している。指数が100を超えると消費者の楽観論が優勢で、100を下回ると悲観論が多いことを示す。
今回の順位(別表)をみると、トップはインドで、指数は「130」。経済成長が続き、イケイケの消費者が多いことがわかる。2位以下もインドネシアやフィリピン、タイなど東南アジア諸国が上位に。中国も前回の昨年10~12月調査から1ポイント下げたものの、100を上回った。
60カ国の指数の平均は「97」で、前回調査から1ポイント上昇するなか、韓国の指数は「46」で前回調査から2ポイント下落した。
調査対象となったアジア諸国ではぶっちぎりの最下位で、エネルギー価格急落で揺れるロシアの「72」、財政危機のギリシャの「65」を大きく下回る。韓国より下は、ロシアとの紛争で揺れるウクライナの「41」だけだ。
聯合ニュースは調査の具体的な項目も報じており、それによると今後の1年間の仕事の見通しについて56%が「悪い」と回答、今後1年間の個人の財務状況も81%が「悪い」「良くない」と予想。「余裕資金がない」との回答も上昇した。
実は韓国は前回の調査でも下から2番目で、そのときの最下位はギリシャだった。それ以前の調査もワースト5前後での低迷が続いている。
一方、消費増税の影響が長引いてきた日本は、39位、指数も「82」とまだ悲観論が優勢ではあるが、前回調査から9ポイント上昇した。ニールセンによると、日本としては調査開始以来、最大の改善幅だという。
輸出の落ち込みと並ぶ韓国経済の抱える課題が内需の不振だが、消費者心理の冷え込みが根深いことが裏付けられた。打開策はあるのか。
■1~3月期世界消費者信頼指数の主な順位
順位 国名 指数(前回比)
1 インド 130(+1)
2 インドネシア 123(+3)
3 フィリピン 115(-5)
4 アラブ首長国連邦 115(+1)
5 タイ 114(+3)
6 ベトナム 112(+6)
7 サウジアラビア 107(+5)
8 米国 107(+1)
9 中国 106(-1)
10 香港 106(-1)
39 日本 82(+9)
50 ギリシャ 65(+12)
56 ハンガリー 57(+3)
57 イタリア 57(+12)
58 セルビア 53(+1)
59 韓国 46(-2)
60 ウクライナ 41(-11)
※ニールセン調べ。60カ国を対象に調査。指数の平均は97。前回は昨年10~12月期(産経)
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コメント
自国の「女」を他国に献上したり売り飛ばしたりして平気な国に未来はないと思います。日本併合時の人物が居なくなったころから下り坂になるでしょう。