19221 午前一時六分 茨城南部で震度三   古沢襄

一眠りしてPCの前に座った途端かなりの地震に見舞われた。二階だから揺れが大きく感じられるのだろう。震度3強だろうと思ったが、NHKの速報では茨城南部で震度三、守谷地区は震度二。それにしても私たちの実感とはかなり違うNHK速報。

NHKが悪いのではない。それぞれの地域では市町村レベルで地震の震度設定をする表示機器を置いてあって、それが市町村レベルから気象庁→NHKに速報される仕組みになっている。

守谷地区の揺れは、机に置いたPCのデイスプレーが二台とも落ちそうになって手で押さえた。3・11(東日本大震災)の時には書斎に積んであった本が倒れて、足場の踏みようがない状態になったが、NHKの速報では守谷地区の震度は「3」。

震度3で積んである本がすべて倒壊する筈がない。震度設定の場所に問題があるのだろう。だが設定場所の変更にまで、末端にある財政難の市町村の手が回らない。

 
だから守谷地区のNHK震度表示はこれまでも当てにならない。震度表示の設定に問題があると思っている。守谷”町”から守谷”市”になって日が浅いから、地震の震度表示の設定で正確を期す財政支出よりも、当面、市として重点を置くべき支出が他にあるのだろう。財政基盤が弱い市町村では、同じような例があるのではないか。

テレビの視聴者たちは「震度3」クラスには慣れっこになっている。地震の巣・守谷地区に居住している私たちは「震度4」でも驚かない。「震度4」クラスの地震対策は多くの家庭で準備しているからである。津波がこない内陸部では、津波よりも火災の方が怖い。

ネット情報は、ネット受信者の側でそれなりに考えて対応する必要がある。

 
五月二十五日午後に茨城県土浦市で震度5弱の地震。守谷地区は「震度4」。居間につるしてあるシャンデリアが揺れて、いまにも落ちそうな揺れだったが、東京地区でも「震度4」。だが大きな被害は出ていない。

それでも、これまでにない「震度4」クラスの地域の広がりに、いよいよ東京・関東地区の直下型大地震が近いという騒ぎになった。「関東でも3・11(東日本大震災)が近く来る」というわけである。危機感は津波被害に晒される海ぞい地帯と火災被害の恐れがある人口稠密地帯にある。

そこにもってきて、箱根大涌谷の噴火騒ぎ、口永良部島の爆発的噴火で全島民が島から避難した火山の鳴動が日本列島に広がった。火山といえば、東京・関東地区では浅間山の鳴動が気になる。

だが茨城県土浦市を襲った震度5弱の地震と日本列島を襲っている火山の鳴動が直接関係しているとも思えない。

三十日深夜の地震は二十五日の地震の余震で気象庁が予測していた。気になるのは二十五日の震源地が埼玉県から茨城県南部に動いている点である。

 
■群馬県で震度4 震源地は茨城県南部

30日午前1時6分ごろ、群馬県で震度4の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

震度4の揺れを観測したのは群馬県桐生市で、また、震度3の揺れを水戸市、宇都宮市、前橋市、埼玉県熊谷市、千葉県野田市など関東の各地で観測しました。

このほか、東北から東海にかけての広い範囲で震度2や1の揺れを観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は茨城県南部で震源の深さは50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.8と推定されています。(NHK)

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