19226 怖れていたプレート型広域地震が発生   古沢襄

私が怖れていた東京・関東を巻き込む広域断層型地震が発生した。いまのところ震源が深いために津波の発生はないとみられるが、震源は関東の内陸部から、一気に東京・小笠原諸島の海底部に移っている。

NHKは三十日午後八時四十九分「小笠原諸島と神奈川県で震度5強」の地震が発生と速報した。

■30日午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖の深さ590キロを震源とするマグニチュード8.5の地震があり、小笠原諸島と神奈川県で震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

震度5強の強い揺れを観測したのは、小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町です。

また、震度5弱の揺れを埼玉県の春日部市と鴻巣市、それに宮代町で観測しました。

また、震度4から1の揺れを北海道から沖縄県にかけての全国各地で観測しました。気象庁の観測によりますと、震源地は小笠原諸島西方沖で震源の深さは590キロ、地震の規模を示すマグニチュードは8.5と推定されています。(NHK)

小笠原諸島は東から太平洋プレート、北から北米プレート、南からフィリピン海・プレートが交わる海底。過去にもマグニチュード7クラスのプレート型地震が発生しているが、マグニチュード8.5クラスは、日本の海底地震としては最大級のものではないか。気象庁によると、震源は小笠原諸島西方沖で、地震の規模はマグニチュード(M)8.5と推定される。震源の深さは約590キロ。地震による津波の心配はない。

■専門家 プレート内地震広範囲で揺れ

 
地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今回の地震はフィリピン海プレートの下に潜り込んでいる太平洋プレートの内部で起きた地震と見られ、深い場所からプレートの内部を伝って揺れが広がるため、関東や東北、北海道など太平洋側の広い範囲で強い揺れを観測した。

日本のプレートの内部で起きる地震としては最大級の地震ではないか」と話しています。

また、「非常に深い場所で起きたため、ガタガタという極めて短い周期の揺れで、人が強い揺れを感じるのが特徴だ。また、余震も比較的起きにくいのではないか」と話しています。(NHK)

気象庁は十時過ぎに記者会見をする模様。

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