■気象庁 修正発表
小笠原諸島西方沖で5月30日に起きた地震について、気象庁は31日、地震の規模を示すマグニチュード(M)を8・5から8・1に、震源の深さを約590キロ・メートルから682キロ・メートルに修正すると発表した。
同庁が把握する最も震源が深い地震は、1985年にフィジー付近の地下700キロ・メートルで起きた地震(M5・5)で、今回の震源はそれに匹敵する深さだという。
今回の地震は、1885年の観測開始後、初めて47都道府県全てで震度1以上を記録。2011年の東日本大震災でも、沖縄県では震度1に達しなかった。
同庁は全国101地点の地震計で観測した地震波形などを精査し、地震の規模や震源を見直した。
今回の地震は太平洋プレート(岩板)の内部で起きた地震で、見直し後の震源は、沈み込む同プレートが地球内部のマントルの熱で軟らかくなり、地震が発生しなくなる深さに近い。1900年以降で世界で発生したM8以上の地震では最も震源が深いという。(読売)
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