■初の合同で-小笠原・父島から本土へ
警視庁は2日、海上保安庁と初めて合同で、小笠原諸島への外国人の不法上陸を想定した対処訓練を実施する。東京都や水産庁も参加し、各機関の連携強化を図る。
訓練には警視庁から小笠原諸島を管轄する第1方面本部や機動隊などが、海保から第3管区海上保安本部(横浜市)が参加。
「不審者がいる」との父島住民からの110番を受けた事態を想定し、警視庁本部から緊急展開チームを約1000キロ離れた父島の同庁小笠原署に派遣。入管難民法違反容疑で現行犯逮捕した不法上陸者を、海保の航空機とヘリコプターを使って硫黄島経由で羽田空港まで運び、東京湾岸署に移送する。
小笠原諸島海域では昨年9月ごろから、サンゴの密漁に来た中国漁船とみられる船が出没し、同10~11月には一時200隻超が確認された。(時事)
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