■11日に局長級協議で調整
今月22日の日韓国交正常化50周年に合わせ、韓国の尹炳世外相が来日を検討していることが10日、分かった。日韓両政府の関係者が明らかにした。岸田文雄外相と会談する方向で調整している。
これに関し、外務省は同日、伊原純一アジア大洋州局長が11日に東京都内で韓国の李相徳外務省東北アジア局長と会談すると発表。外相会談の調整が行われる見通しだ。
尹外相の来日は3月の外相会談で岸田氏が招請していた。尹外相は在日韓国大使館主催で22日に東京で行われる50周年記念行事への出席を模索している。
ただ、慰安婦問題や明治日本の産業遺産の世界遺産登録をめぐり両国が対立する中、韓国政府内には外相訪日に慎重論もある。
日韓関係をめぐっては、米国のケリー国務長官が5月に訪韓し、朴槿恵大統領らに関係改善を促している。韓国国内でも日本との関係改善に消極的な朴政権に批判的な声が出始めている。(時事)
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