■町長「避難は長期戦になるという覚悟を持って対応していきたい」
口永良部島の再噴火は避難島民にとってつらい知らせだ。荒木町長は「避難は長期戦になるという覚悟を持って対応していきたい」という。再噴火の直後から島全域が停電になっている。
島には車や家畜が残されたままだから、避難島民がいる屋久島町はフェリーで運び出す準備をすすめていたが、これも見合わせざるをえない。生活のメドがつかないのだから、避難島民の気持ちはいかばかりだろうか。
■18日、鹿児島県の口永良部島が再噴火し島の全域が停電していることなどを受けて、屋久島町は住民の「一時帰島」を当面、見合わせることになりました。荒木町長は「避難は長期戦になるという覚悟を持って対応していきたい」と話しています。
先月末に爆発的な噴火が起きた鹿児島県の口永良部島の新岳は18日昼すぎに再び噴火し、その直後から島の全域が停電しています。
九州電力は島に設置されている発電機は正常に動いていることから、発電機から各住宅などに電気を送る配電線に何らかのトラブルが起きたと見ています。
このため屋久島町は、近く実施する方向で準備を進めていた島に残されている車や家畜をフェリーで運び出すための住民の「一時帰島」を、当面、見合わせることにしました。
気象庁によりますと、停電で地震計やGPSなどの観測機器の一部は、データが受信できなくなっているうえ、バッテリーがついている監視カメラなども、あと数日、停電が続けば、ほとんど使えなくなり、火山活動の観測に深刻な影響が出るおそれがあるということです。
町は停電の復旧を最優先に、19日、九州電力や気象庁などの関係機関と今後の対応を協議することにしています。
荒木耕治町長は「大変残念だが避難は長期戦になるという覚悟を持って対応していきたい」と話しています。(NHK)
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>
コメント