19363 政府 日韓首脳会談の早期実現目指す   古沢襄

日韓両政府は21日夜行われた外相会談で、韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡り、韓国の推薦案件とともに登録されるよう協力していくことなどで一致しました。

また、安倍総理大臣とパク・クネ(朴槿恵)大統領は22日、東京とソウルで開かれる国交正常化50年の記念行事にそれぞれ出席することにしており、政府は、こうした動きをきっかけに日韓首脳会談の早期実現を目指す考えです。

岸田外務大臣は21日夜、日本を訪れている韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と会談し、韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡って、韓国の推薦案件とともに登録されるよう、日韓両国が協力していくことで一致しました。

世界遺産委員会の委員国である韓国の協力が得られることになったことで、「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録される公算が大きくなりました。

また、両外相は国際会議の場での外相会談を定例化するとともに、日本と韓国で外相の相互訪問を行うことで新たに一致し、岸田大臣が年内に韓国を訪問する方向で調整を進めることになりました。

また、日韓両政府は国交正常化から50年の22日、東京とソウルで開かれる記念行事を巡って、東京の行事には安倍総理大臣が、ソウルの行事にはパク大統領がそれぞれ出席することを決めました。

こうした動きについて、政府内からは、いわゆる従軍慰安婦の問題などを受けて悪化していた日韓関係の改善につながると期待する声が出ており、外務省幹部は、「両国が国交正常化50年という機会を生かそうと、お互いに歩み寄った結果だ」と話しています。

政府は日韓関係の改善に向けた流れを確実にするため、今後、おととしの2月にパク政権が発足して以降、1度も行われていない日韓首脳会談の早期実現を目指し、韓国側と調整を進めたい考えです。(NHK)

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