■内閣も小幅改造か
今国会の会期が9月27日まで大幅延長されたことで、9月に実施予定の自民党総裁選は安倍首相(自民党総裁)の無投票3選になるとの見方が強まっている。
9月下旬の投開票が想定されていたが、「安保国会が大詰めを迎える中で総裁選の機運は高まらない」(首相周辺)という事情からだ。内閣改造・党役員人事も10月にずれ込む見通しで、小幅改造にとどまるとの見方も出ている。
自民党の谷垣幹事長は22日、国会内で記者団に「手続き上は国会中に(総裁選を)することに支障があるわけではない」と述べ、開会中でも総裁選は実施できるとの考えを強調した。
党内では今のところ、首相の有力な対立候補は見当たらない。
首相に不満を持つ議員は一定程度いるが、「反安倍」を鮮明にして推薦人20人を確保するのは容易ではない状況だ。「谷垣氏が大幅延長を決めたのは、総裁選が無投票の可能性が高いと見切ったからだろう」(幹部)との見方もある。(読売)
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