■トルコで中国に対する抗議行動 ウイグル問題でデモ
[北京/イスタンプール 5日 ロイター]中国政府は、トルコで中国に対する抗議行動が起きていることに関連し、同国を旅行する中国人に注意を呼び掛けている。実際に中国人旅行客が襲われる事件が同国内であったという。5日には数百人がイスタンブールの中国領事館を目指して行進する抗議デモがあった。
中国外務省のウェブサイトには、中国政府に抗議する複数のデモが起きているとして注意を促す通告が掲載されている。トルコの地元紙によると、先週、イスタンブール市内の中華料理店が数人のトルコ人の襲撃を受け、窓を割られるなどの被害があった。
抗議行動の背景にあるのは、中国西部の新疆ウイグル自治区に住むイスラム教徒に対し、ラマダン中の断食を禁じるなど中国政府が締め付けを強めていることがある。中国とトルコの関係はこれを受けて最近、悪化している。
ウイグル自治区に住むイスラム教徒はトルコ人と文化や宗教的背景に共通点が多いため、多くのトルコ人はウイグル問題を重視している。(ロイター)
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