【イスタンブール】トルコ軍が現地時間の24日早朝、シリアを拠点とする過激派組織「イスラム国」（IS）を初めて空爆した。
トルコで今週、自爆テロにより多くの一般市民が命を落としたほか、ISからの攻撃でトルコ軍将校が犠牲となったことを受け、トルコ政府がより強硬な姿勢に転じた。
トルコ首相府によると、3機の「F-16」戦闘機がトルコ南東部ディヤルバクルの空軍基地を飛び立ち、すでに確認されていたISの拠点3カ所を爆撃した。シリア領土に打ち込んだ誘導ミサイルの数は4基だったという。
その直後に多国籍軍がシリアの13地域を襲撃し、テロ容疑で251人の身柄を拘束した。
トルコでは20日、シリア国境に近い都市シュリュジュで自爆テロが起き、死亡者が少なくとも32人、負傷者が100人以上に上った。
さらに23日にはISの爆撃でトルコ軍将校が死亡。これにトルコ軍が反撃し、初めての直接攻撃という事態に発展した。（米ウオールストリートジャーナル）
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