19581 上海株8%余下落 2007年以来の下げ幅   古沢襄

中国・上海の株式市場では、投資家の間で中国経済の減速への警戒感が広がっていることなどから、27日の代表的な株価指数の終値は、先週末と比べて8.48%下落し、一日の下げ幅としては、2007年以来の大幅な値下がりとなりました。

上海の株式市場では、代表的な株価指数である「総合指数」は、今月8日までの3週間余りの間に終値で、およそ32%、3507.19ポイントまで急落し、世界の株式市場にも影響を与えましたが、中国政府などは、相次いで下支え策を打ち出し、その後は、持ち直す動きが出ていました。

しかし、27日は、先週発表された中国の製造業に関する経済指標が振るわなかったことなど、投資家の間で、中国経済の減速への警戒感が広がっていることなどから全面安の展開となりました。「総合指数」の終値は、3725.56ポイントで、先週末の終値と比べて8.48%下落し、1日の下げ幅としては、2007年2月以来の大幅な値下がりとなりました。

市場関係者は、「中国政府などによる下支え策によってこのところは大幅な下落を食い止めていたが、きょうは、売りが売りを呼ぶ展開となった。株価の下支え策に対して海外の投資家などから『政府の行きすぎた介入だ』と批判の声も上がるなかで、対策が今後も継続して行われるのかについても個人投資家の間で不安が広がっている」と話しています。(NHK)

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