東京・調布市の住宅街に小型機が墜落し、乗っていた2人と住宅にいて巻き込まれた女性の合わせて3人が死亡した事故で、警視庁などの現場検証で、現場から小型機のエンジンが形をとどめた状態で見つかっていたことが分かりました。
警視庁などは墜落の原因を解明する手がかりになるとみて、回収して詳しく調べることにしています。
26日、東京・調布市の住宅街に小型機が墜落して3人が死亡し、警視庁は、亡くなったのは、墜落した住宅に住む鈴木希望さん(34)と、小型機を操縦していた川村泰史機長(36)、それに乗っていた早川充さん(36)とみて確認を進めています。警視庁が調べた結果、死因はいずれも焼死と分かりました。
また、住宅にいた女性2人は軽いけがで、小型機に乗っていた男性3人は、いずれも大けがだったことが分かりました。
これまでの調べによりますと、小型機はスピードが上がらず、十分に上昇できないまま、離陸後すぐに墜落したとみられ、警視庁は機体にトラブルが起きていた可能性があるとみて調べています。
警視庁や東京消防庁、それに国の運輸安全委員会が27日に現場検証を行った結果、尾翼部分を残して大きく破損した機体からエンジンが見つかっていたことが分かりました。エンジンは住宅の破片などに埋もれていましたが、形をとどめていたということで、警視庁などは墜落の原因を解明する手がかりになるとみて、回収して詳しく調べることにしています。
また、国の運輸安全委員会は今後、エンジンを分解するなどして、トラブルにつながる痕跡などがないか、詳しく調べる方針です。 (NHK)
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