19622 「国益に合致しない交渉を成立させる必要ない」   古沢襄

■TPP合意見送りで稲田・自民政調会長 地元・福井で講演

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合での大筋合意が見送られた1日、福井市の県産業会館では「県農政推進政談演説会」が開かれ、出席した県選出の国会議員らからTPP交渉に関する発言が相次いだ。

特別講演した林芳正農水相は、合意見送りについて「大切なのはいつ妥結するか、ではなく中身だ」などと述べた。

演説会は米価の下落やTPP交渉などの課題に対応しようと、県農政連、JA県五連、自民党県連が主催。

林農水相は集まった約2千人の参加者を前に「日本が抱える農政課題」と題して講演した。TPP交渉については「大切なのはいつ妥結するか、ではなく中身だ」としたうえで、「重要品目についての国会決議を守ったといえる中身になるまではいつまででも交渉をやる」と説明した。

海外の農政事情や、バイオマス発電とハウス栽培を組み合わせた新しい取り組みについても紹介するなどした。

また、「農業を豊かにするわたしの提言」として講演した県選出の国会議員5人もTPP交渉について言及した。

このうち、稲田朋美衆院議員(福井1区)は「TPPが成立すれば対抗する政策は党が責任を持ってまとめるが、国益に合致しない交渉を成立させる必要はない」と強調。

「米をはじめとした重要品目をきちんと守り、日本の農業を守る形での交渉を進めてもらいたい」と政府に求めた。(産経)

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