■「アメリカの交渉官が一息置くということで休暇に入ったりしている」
安倍総理大臣はTPP=環太平洋パートナーシップ協定を担当する甘利経済再生担当大臣と会談し、甘利大臣が今月末までに閣僚会合を再び開くことが困難な状況になっていると報告したのに対し、大筋合意を目指して最善を尽くすよう指示しました。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、先週、ハワイで開かれた交渉参加12か国による閣僚会合は、目標としていた大筋合意に至らず、甘利経済再生担当大臣は各国に対して今月末までに閣僚会合を再度開きたいという考えを伝えていました。
こうしたなか、安倍総理大臣は6日、総理大臣官邸で甘利経済再生担当大臣と会談し、甘利大臣は事務レベル協議を通じて課題の解決を目指すべきだなどと各国が主張し、今月末までに閣僚会合を再び開くことが困難な状況となっていることを報告しました。
これに対し、安倍総理大臣は「確実に合意へと持って行くための道筋を描いてほしい」と述べ、大筋合意を目指して最善を尽くすよう指示しました。
このあと、甘利大臣は記者団に対し、「アメリカの交渉官が一息置くということで休暇に入ったりしている。少しクールダウンする時間、心と体を休ませて整理する時間が必要のようだ」と述べました。(NHK)
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