19647 ロシアへの揚陸艦売却中止、賠償金は12億ユーロ未満   古沢襄

■仏国防相 仏露協議が結論と言明

 
[パリ 6日 ロイター]フランスのルドリアン国防相は6日、ロシアへのミストラル級強襲揚陸艦2隻の売却をキャンセルしたことに伴う賠償金は12億ユーロ未満になる見通しを明らかにした。

フランスはウクライナ問題にからむ対ロシア制裁を受け、売却をキャンセルしていた。

国防相はRTLラジオに対し、強襲揚陸艦2隻の当初の価格は12億ユーロだが、売却契約が途中で中断されたため2隻は完成しておらず、支払う金額はこれを下回ると説明。
 

「オランド大統領と、ロシアのプーチン大統領との協議で昨日結論が出た。この問題についてこれ以上議論することはない」と述べた。
 

両国間の協議は友好的に行われ、売却中止によるペナルティはこれ以上ないという。
 

2隻にはロシアの技術も利用されているが、これで完全にフランスの管理下に置かれることになる。

ルドリアン国防相によると、仏海軍はすでに3隻を保有しているため、今後別の売却先を探すことになる。カナダとシンガポールなど、多くの国が関心を示しているもようだ。(ロイター)

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