19701 天津大爆発に情報公開がないため「謀略論」が蔓延するのはなぜ?   宮崎正広

■ロシア化学者の見解は「ミニ版チェルノブイリ級」

天津大爆発で危険物取り扱い倉庫にはシアン化ナトリウム・硝酸アンモニウム・硝酸カリウム・炭化カルシウムなどが貯蔵されていた。

爆発の威力は地震計測指数でマグニチュード3とでたが、これはチェルノブイリ級だとロシアの科学者らが言う。

「ロシア化学者組合」のヴィクトル・イワノフ理事長は『プラウダ』の取材に対して、「これらの物質はプラスチックをつくる素材であり、それ自体では爆発することはない」
 

したがって「発表されていない何かほかの危険物質が混じって貯蔵されていたに違いない」と発言している(同紙英語版、8月18日)。

「また中国で抗議活動は厳密に規制されているのに、爆発直後から遺族等の抗議行動に警察は黙認したことも解せない。おそらく現地では高官の腐敗、権力と業者の癒着による人為的事故という見方が拡がっているのだろう」。

「しかし汚職、腐敗、権力との癒着、高官等のネポティズム(縁故主義)は中国伝統のものであり、常態ではないのか」

と突き放しながら、他方でロシア専門家らは、

「多くの疑問に一切の回答がないために、謀略論が蔓延するのも事実だが、付近の河川が汚染され大量の魚介類が死んだ報告はあっても、まだ住民の集団避難がおきていない点をみると、この爆発は『チェルノブイリの小型版』といえる」とプラウダは報じた。 
 

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