■野党再編に「誰と組むか間違えると失敗」と警鐘
解党したみんなの党の元代表の渡辺喜美元行革担当相は2日、BS11の番組収録で、野党再編について「誰と組むかではなく何をやるか、と言ってきたが、誰と組むかを間違えると失敗する、というのが私の教訓だ」と述べた。
「次の選挙が優先だという人が、いろいろ反乱を起こして解党になった」とも語った。みんなの党からの集団離党を主導し、結いの党を経て維新の党と合流した江田憲司衆院議員や、民主党などとの合流を模索し、みんなの党解党時の代表だった浅尾慶一郎衆院議員が念頭にあるようだ。
党分裂の経験者として、渡辺氏は維新の党が分裂確実な情勢になっていることに「山口組の抗争じゃないんだろうが…。みんなの党は選挙の度に大きくなるという純化路線を取った。いよいよ橋下(徹大阪市長)さんも純化路線に入ってきたのかなという感じを受ける」と語った。
政界引退を表明した橋下氏については「いったんは引退するだろうが、首相になる近道でもあれば、また復帰してくるのではないか」との見通しを示した。
維新では江田氏や松野頼久代表らが民主党との合流を視野に入れているが、渡辺氏は「みんなの党は民主党政権の時代に散々、民主党の批判をしてきた。維新は、みんなの党のアジェンダ、コンテンツを提供したので、非常に似ている。その維新で民主党とくっつこうという人がいるのは、一体何を考えているのか、まったく分からない」と皮肉った。(産経)
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