19740 台風や前線の影響 関東で激しい雨続く   古沢襄

■雨戸を激しく叩く豪雨の勢い

久しぶりに二階の書斎にこもって読書三昧。夕方になったらガラス窓を横殴りの南風に吹き寄せられた激しい雨が叩きつけてきた。

用心するに超したことはないので、二階の四部屋の雨戸を全部閉じた。利根川と小貝川に挟まれた高台にある守谷地区は、これまでは豪雨や洪水被害を受けていないが、小貝川は1986年の台風一〇号で下流の堤防が決壊し、大きな洪水被害を出した。

高台の住宅地だからといって油断はできない。雨戸を叩く音が少し低くなったので、様子をみたら南風の風向きが変わっていた。今夜はNHKの台風速報をみながら深夜まで起きているしかない。

■日本海にある台風18号や前線の影響で、関東の各地で激しい雨が降り続き、局地的に猛烈な雨が降っています。関東を中心に9日夜遅くにかけて、非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、台風18号は午後5時には石川県小松市の北西130キロの海上を1時間に40キロの速さで北北西へ進んでいるとみられます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の北東側390キロ以内と南西側170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風と前線の影響で、東北から中国地方にかけての各地で雨が降っているほか、関東や東北南部などに発達した雨雲がかかっています。国土交通省が栃木県日光市に設置した雨量計では、午後4時20分までの1時間に85ミリの猛烈な雨を観測しました。また、午後4時までの1時間には、茨城県古河市と群馬県桐生市黒保根で38ミリ、横浜市で32.5ミリの激しい雨を観測しました。

関東甲信では7日の降り始めからの雨量が200ミリから300ミリに達しているところがあります。これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、長野県、群馬県、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、それに山形県には「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

また、関東では各地で川が増水していて、東京都と埼玉県では、氾濫の危険性が高まっているところがあります。

台風はこのあとも日本海を北寄りに進み、9日夜には温帯低気圧に変わる見込みですが、湿った空気が流れ込むため関東や東北を中心に激しい雨が降り、関東甲信では9日夜遅くにかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。10日の昼までに降る雨の量はいずれも多いところで、関東甲信と東北で200ミリ、中国地方と近畿で100ミリと予想され、関東甲信や東北ではその後も雨が降り続く見込みです。

また、9日は西日本や東日本の沿岸部を中心に風が強い状態が続き、東海や伊豆諸島では波の高さが6メートルから7メートルの大しけが続く見込みです。
気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に警戒するとともに、強風や高波、落雷、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。(NHK)

<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

コメント

タイトルとURLをコピーしました