19748 茨城県 12人が行方不明 住宅の浸水など相次ぐ   古沢襄

■堤防決壊の原因究明を急ぐべし 台風はまだくる
 

茨城県では10日、常総市で鬼怒川の堤防が決壊し、12人の行方が分からなくなるなど、広い範囲で大きな被害が出ています。

茨城県などによりますと、鬼怒川の堤防が決壊した常総市では、12人の行方が分からなくなっています。

常総警察署にはこれまでに「70代の男性が流された」という通報や「60代の男性が屋根から落ちて流された」などの通報が複数入っていて、警察などが確認を進めています。

常総市では水につかった住宅や避難所で358人が孤立し、救助を待っているということです。

常総市新石下の「地域交流センター」には、市の職員を含む、およそ1100人が避難していますが、食料などの物資が十分ではないということです。警察は夜を徹して機動隊など500人の態勢で救助活動を続けているということです。特に大きな被害が出ている鬼怒川沿岸の地域では11日、警察や消防、自衛隊などが合わせて2000人規模で行方が分からない人の捜索や孤立している住民の救助を開始する予定です。

浸水の被害では、常総市で川の東側を中心に、およそ6500棟が浸水したとみられるということです。

このほか、県の西部や南部を中心に筑西市や境町など、10の市と町で合わせて122棟が床上まで水につかったほか、床下が浸水した住宅も22の市と町で527棟に上っています。国土交通省関東地方整備局によりますと、常総市では鬼怒川の堤防の決壊で、周辺の建物への被害は最大で6900棟に上るとみられるということです。(NHK)

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