19772 阿蘇・中岳噴火 マグマ水蒸気爆発か   古沢襄

■死者3人を出した79年噴火に匹敵する規模 石原和弘・京都大名誉教授
気象庁は、中岳第1火口で起きた噴火は、マグマが直接、地下水に触れて起きる「マグマ水蒸気爆発」の可能性が高いと説明する。同庁のヘリ観測では、火口周辺の北東側約1キロと南東側約1・3キロで降灰による変色を確認した。変色域の一部には温度が高い領域があり、福岡管区気象台は「火砕流の痕跡の可能性がある」としている。

阿蘇山では1953年、第1火口の噴火で観光客6人が死亡し、90人以上が負傷。58年の爆発的噴火では12人が死亡し、79年にも死者3人を出す爆発的噴火が起きた。

火山噴火予知連絡会副会長の石原和弘・京都大名誉教授は、今回の噴煙の高さなどから、「79年の噴火に匹敵する規模」と指摘。噴煙の色が黒いことから、地下のマグマが上昇して直接噴き出す「マグマ噴火」とみている。(読売)

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