■ダウトオール・トルコ首相が明言
(CNN) トルコの首都アンカラで10日に起きた爆弾テロ事件で、ダウトオール首相は12日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が関与したとの見方を強め、重点捜査を行っていることを明らかにした。
この事件ではアンカラ中心部の駅の近くで相次いで爆発が起き、少なくとも97人が死亡、250人近くが負傷した。当局は、2人の自爆テロ犯による犯行との見方を示している。
同国のアナドル通信によれば、当局は爆弾事件の捜査に関連して、ISISに加わった疑いのある人物の家族などからのDNA採取に乗り出したという。
ダウトオール首相は地元テレビ局NTVの取材に対して12日、「ダーイシュ(ISIS)を最優先に捜査を行っている。氏名の特定に向けかなりの進展があった」と説明。同国は長年にわたって自爆テロと向き合ってきたと述べ、「トルコはシリアのような状態にはならない」と強調した。
爆弾テロの標的となった集会では、クルド系のクルディスタン労働党(PKK)とトルコ政府の間で再燃した衝突の終結を求めていた。クルド人勢力はイラクやシリアでISISの掃討を目指す戦闘に参加。トルコ政府は同国南部にある空軍基地を、米軍がISISの拠点攻撃のために使うことを認めていた。(CNN)
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