【カイロ=久保健一、テヘラン=中西賢司】シリア政府軍は16日、反体制派勢力が実効支配する北部の主要都市アレッポの奪還を目指し、地上作戦を開始した。
AFP通信は米政府当局者の話として、作戦にイランの精鋭部隊が参戦していると伝えた。
参戦が事実とすれば、9月末に空爆を開始したロシアに続くアサド政権支援国の本格的な軍事介入となる。サウジアラビアなど反体制派支援国の反発が予想され、内戦の構図が一層複雑化することになりそうだ。
ロンドン拠点の「シリア人権監視団」によると、政府側は17日、反体制派が支配していたアレッポ南方の3村を制圧した。
同通信によると、イランが送り込んだのは、同国革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」と、レバノンの親イラン組織ヒズボラの民兵の計約2000人。「シリア政府軍の支援」が目的としているが、具体的な役割は不明だ。(読売)
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