19959 英国経済はEU加盟で恩恵、金融安定性では困難も=中銀総裁   古沢襄

[ロンドン 21日 ロイター]イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は21日、英国が欧州連合(EU)に加盟していることを前向きに評価する一方、EUはユーロ圏以外の国々を公平に扱うべきだと述べた。

キャメロン英首相はEU離脱の是非を問う国民投票を2017年末までに実施する予定。最新の世論調査では賛否が拮抗(きっこう)している。
 

カーニー総裁は講演で、自身の賛否については明らかにしなかったものの、EUのメンバーであることで景気が恩恵を受けたとして、英国がEUの「最大の受益者」かもしれないと指摘した。
 

総裁は「全体として、EU加盟国であったことで英国経済の開放性が増し、ダイナミズムが生み出される一方で、イングランド銀行にとっては金融安定性の面で幾分の困難も生じている」と発言。ただ、「これまでのところはこうした困難に対処できている」と述べた。
 

移民問題については、労働力の自由な移動で労働力不足が和らぎ、成長を押し上げる可能性があると話した。(ロイター)

 
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