19969 「池田元首相の下で日米関係が強化された」   古沢襄

■没後50年展でケネディ米大使

広島県竹原市出身の第58~60代首相、池田勇人(1899~1965年)の没後50年を記念した特別展が24日、同市の「たけはら美術館」で開幕し、池田首相在任時の米大統領、故ジョン・F・ケネディの長女、キャロライン・ケネディ駐日米大使が開会式典に出席した。会場には、当時の池田首相とケネディ大統領が懇談している写真なども展示されている。

池田首相は昭和35年、ケネディ大統領の就任後に訪米して会談。同市によると、家族ぐるみの親交があったという。その3年後に暗殺されたケネディ大統領の葬儀に池田首相が参列した縁もあり、今回の式典参加を同市がケネディ大使に打診したところ、快諾された。

ケネディ大使は式典であいさつし、「池田首相の下で日本経済は繁栄し、日米関係が強化された」とその業績を評価。「自分が祖国のために何ができるかを問いたまえ」というケネディ大統領の名言を体現するような、国民に尽くした首相だったと称賛した。

その後、同じ広島県選出で、池田首相の流れをくむ宏池会(岸田派)会長でもある岸田文雄外相らと会場を巡り、遺品などを見学して故人をしのんだ。

特別展は「没後50年池田勇人展 日本を変えた男」と題して12月23日まで開催。紋付きや眼鏡といった遺品など77点を展示している。(産経)

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