【イスタンブール=大内清】トルコで1日、国会(定数550)の出直し総選挙が行われた。エルドアン大統領が実質的に指導するイスラム系与党、公正発展党(AKP)が単独過半数の回復を目指している。地元メディアは開票率約50%段階の速報としてAKPが過半数の議席を奪還する勢いだと報じた。1日深夜(日本時間2日朝)にも大勢が判明する見通し。
トルコでは前回選挙の後、政府がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」や非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」との対立路線にかじを切り、軍・警察へのテロや衝突が頻発している。10月には首都アンカラで、イスラム国の関与が疑われる自爆テロで100人以上が死亡した。
こうした中、AKPは、脅威に対処できる強い政府が必要だと主張。野党は、治安悪化は政府の責任だと訴えてきた。有権者数は約5400万人。(産経)
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