20011 中国統計局10月PMI、製造業は予想下回る 非製造業も低下   古沢襄

[北京 1日 ロイター]中国国家統計局が発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と、前月から横ばいとなった。景況拡大と悪化の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。

エコノミスト予想は50だった。

中国経済が依然として緩やかな減速を続けているとの見方が強まった。

 
新規輸出受注指数は13カ月連続で50を下回った。ただ、国内外の需要動向を示す新規受注指数は50.3と、前月の50.2から小幅上昇した。

 
統計局は声明で「世界経済の弱い回復や国内経済への下振れ圧力を背景に、製造業者にとって輸入・輸出の状況は引き続き厳しい」と述べた。

 
ANZ銀行のエコノミストはノートで「PMIは安定化してきたが、底打ちしたと受け止めるのは時期尚早だ」と指摘。「デフレリスクが強まる中、年内に預金準備率がさらに引き下げられることは可能だ」との見解を示した。

10月の非製造業PMIは53.1と、2008年末以来の低水準となった。前月は53.4だった。(ロイター)

 
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