20052 米企業在庫予想外に増加、経済成長率上方修正も   古沢襄

体調回復にはまず熟睡が欠かせない。夜中の一時半に目が覚めたが、六時間も熟睡したので、頭がすっきりしている。私の気配に高いびきのバロンも起きてきた。

居間の隣にある台所でコップの水を一杯。バロンにも水を与える。

昨日、訪問看護婦がきて、寒くても居間の換気をする必要があると注意された。タバコの煙で辟易としていた。最初は二、三本のつもりが二十本となり、いまは三十本。

自分でもタバコはどこかでストップをかけねばという自覚がある。

そこで、いま行っているのはタバコの代わりに、うまいお茶を喫することだ。お茶はこれまで静岡から一番安い「粉茶」を取り寄せている。寿司屋で出てくるお茶と同じだが、煎茶の十分の一の値段。しかし安いだけあってお茶の味はイマイチ。

このところ京都・宇治の茶屋から高級の「抹茶」を取り寄せている。きっかけは安物だが抹茶茶碗を手に入れたので、寿司屋風の「粉茶」を飲むのに使っているが、どうせなら本物の「抹茶」を一度は飲んでみたいと思うようになった。

北陸に五年いた、金沢三年半。「抹茶」を薦められ、義理で付き合ったこともあるが、あのお茶の作法が苦手。膝を痛めているので長時間の正座は出来ない。北陸を去る時に親しくしていた方から、大樋長左エ門の作陶・抹茶茶碗を餞別に頂戴した。

高価な陶芸品なので、そのまま家のクロゼットにしまったまま二十年になろうとしている。時価30万円はする。それを探し出して、抹茶党になるほどのお茶好きではない。

あくまでタバコを減らすために、宇治の高級「抹茶」に手を出したのだが、これが美味い。お茶とはこういうものかと80歳・傘寿を過ぎて初めて知った。

宇治「抹茶」も小さな缶詰入りで、寿司屋の「粉茶」並にガボガボ飲むわけにはいかない。保存した冷蔵庫から取り出して、一日に一、二回、安物の抹茶茶碗で有り難く飲んでいる。茶筅なんて持っていない。木製のスプーンでかき回す飲む方だから邪道と言われても仕方ない。

「抹茶」のお話はこれくらいにして、ロイターが伝えるアメリカの9月企業在庫が予想に反して前月比0.3%増となったのは気になる。

経済に関心がない人のために、あえていうなら在庫が増えるというのは、売れない品物を倉庫に抱えることだから、良い話ではない。企業も品物の売れ行きを予測しながら、生産調整をしているから、在庫が増えすぎるのは予測外れといっていい。

米エコノミストの間では第3・四半期の成長率は最高で1.9%まで上方修正される可能性もあるという。

”経済は生き物”だから、安易な予測や判断は禁物なのは、いまの中国経済のダッチロールをみれば分かる。アメリカ経済の動向からは、しばらくは目を離せない。TPPの行方も気になる。外交にも経済にも弱いオバマさん、しっかりしていよ!

もっとも民主党のポッポ鳩山政権を誕生させてしまった日本には、言えたものではないとは承知してはしているが・・。

 
[ワシントン 13日 ロイター]米商務省が13日発表した9月の企業在庫は、横ばいになるとの予想に反して前月比0.3%増となった。第3・四半期の成長率が上方修正される可能性がある。

8月分は横ばいから0.1%増に上方修正された。

企業在庫は国内総生産(GDP)の重要な構成要素となっているが、GDP算出に用いられる自動車を除く在庫は0.5%増加した。
 

商務省が前月末に発表した第3・四半期のGDP速報値は年率換算で前期比1.5%増となり、3.9%増だった前期から大きく減速。在庫の寄与度はマイナス1.44%と、2012年第4・四半期以来、最も大きなマイナスとなった。

ただ、今回の企業在庫統計を踏まえると在庫によるマイナスの影響はこれほど大きくなかった可能性があり、エコノミストの間では第3・四半期の成長率は最高で1.9%まで上方修正される可能性もあるとの見方が出ている。
 

9月の企業売上高は前月比横ばい。8月は0.6%減少していた。9月の売り上げペースで在庫を使い切るまでにかかる期間(在庫に対する売上高の比率)は1.38カ月となり、2009年5月以来の高水準となった。

同比率の上昇は、企業による在庫取り崩しが第4・四半期も継続する可能性があることを示している。(ロイター)

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