20101 ロンドンのクラフト・ビール 日本の骨酒   古沢襄

朝5時に愛犬バロンに起こされた。ベットの下から冷たい鼻を押しつけて「起きろ!起きろ」と騒ぐ。室温は一〇度を切っている。

仕方がないので居間に行ってストーブをつけ、水を飲んだ後にバロンにも水をやる。部屋が暖まると、何のことはことはない、ストーブのそばでバロンはもう高いびき。

NHKの朝のニュースでロンドンでクラフト・ビールが大人気だと報じている。三〇年前のことだろうか。ロンドンのパブでイギリス・ビールを飲んだが、日本のビールに比べて味がいまいち。

アメリカ発のクラフト・ビールなそうだが、ロンドンっ子の心を掴んだそうだ。ここ数年の間に小規模な醸造所が出来て、、独自のイギリス発のビールブランドを立ち上げているという。

四〇年前のことになるが、台湾の軍事視察で台北に行った時に台湾ビールを飲んだ。台湾の中華料理には満足したが、台湾ビールは口に合わない。紹興酒を人肌に温めたものを注文して、そればかり飲んだ。

アメリカ・ビールもうまいと思ったことはない。とくに進駐軍のカン・ビールはうまくない。やはりビールは日本のものにかぎる。

いつの頃だったろうか。北陸の白山の麓で大皿に盛ったイワナを焼いたものに、熱燗の酒を注いだイワナの骨酒を初めて飲んだ。それ以来、フグの骨酒、杜父魚の骨酒にすっかり魅了された。11月に浅草で次女にもフグの骨酒を飲ませたが、日本酒嫌いの次女がすっかりフグの骨酒の愛好者になった。

酒は熱燗の骨酒にかぎる。次女が正月にはフグのヒレ酒用の材料を探してくると言っているのだが・・・。

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コメント

  1. momo より:

    日本製のビールが味が一番とは。。。また飲み直しだ!

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