20179 古賀茂明氏“放送事故”や「スポンサーやめます」   古沢襄

■波紋広げた「報ステ」の1年 古舘氏側のギャラは年間数十億円?

古舘伊知郎氏の来年3月末での降板が決まったテレビ朝日系「報道ステーション」。古舘氏サイドへの報酬は「年間数十億円に上るのでは」(業界関係者)とも推測されるなか、番組をめぐっては今年、数々の波紋が広がっていた。

2月には、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が、川内原発(鹿児島県)をめぐる番組の報道について「客観性と正確性、公平性を欠いた放送倫理違反」とする意見書を公表した。番組は昨年9月の放送で、原子力規制委員会の記者会見を取り上げ、「竜巻」に関する質問を受けた田中俊一委員長の回答を、「火山」に関する発言として扱っていた。

また、3月には、コメンテーターの元経済産業省官僚、古賀茂明氏が、自身の降板をめぐって古舘氏と激しく応酬した。古賀氏が「菅義偉官房長官をはじめ、官邸にバッシングを受けてきた」などと主張すると、古舘氏は「今の話は承服できない。『降ろされる』というのは違う」などと反論。その後、古賀氏が突然、「I am not ABE」と書いた紙を掲げ、「裏で圧力をかけるのはやめてもらいたい」などと訴える一幕もあった。

これに対し、テレ朝の早河洋会長は同月の記者会見で古賀氏の主張を否定。「あってはならない」放送だったとして陳謝し、古賀氏に厳重抗議したことを明らかにした。

さらに、安保法案審議が大詰めを迎えていた9月には、法案の問題点や反対派の抗議活動の紹介に大半の時間を割いた内容を、疑問視する声も上がった。

同月16日の放送で、古舘氏は「平和安全法制という(参院特別委員会の)ネーミングが正しいのか、甚だ疑問だ」などと述べながら国会から中継。法案が参院平和安全法制特別委員会で可決した17日の放送では、古舘氏は「私はやっぱり強行採決だと思う」と主張していた。

こうした報道に対し、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は、「失望しました」などとして、番組スポンサー契約を同月で打ち切ることを自身のツイッターで表明。番組の安保報道姿勢が偏向していると判断したためという。

一方、古舘氏の所属事務所「古舘プロジェクト」は、「報ステ」の番組制作にも携わっている。複数の業界関係者は「あくまで推定だが、テレ朝は事務所側に、古舘氏のギャラや制作費を含めて1本(1日分)1千万円近く、年間数十億円は支払っているのでは」と推測している。(産経)

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コメント

  1. あうん より:

    古澤さま
    いつも勉強させていただいております。
    ありがとうございます。
    しかしギャラがすごいですね。
    (ギャラ、というか大規模な商取引みたいな…)
    私はもうテレビは見ていませんが
    マスコミがいくら
    格差社会だなんだ言っても全く
    説得力ないですね。
    彼らが特権階級ですから。
    内戦にでもなるんじゃないですか。
    日本は。

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