20197 元旦は一家眷属に囲まれてフグのヒレ酒   古沢襄

二〇一六年元旦。ことしから年賀状は元旦にご返事を書くことにした。80歳・傘寿になった時に世間並みに年賀状は欠礼しようと思ったが、そうは参らない。

足腰が衰えたジジ・ババのために長女夫婦と東大生の孫、次女夫婦が元旦の挨拶にやってくる。料理上手の長女が大晦日から泊まりがけでやってきて、朝からミニ・ステーキを焼いてくれている。二階の書斎まで匂いがのぼってくる。

間もなく来る次女はフグのヒレを探し当てて、ヒレ酒を造ってくれる。大ドンブリも用意した。

親族の沢内村・高橋夕美子さんは年賀状で「時々、玉泉寺(菩提寺)のお墓に行ってお参りしておりますが、体調を整えて今年あたりは遊びにおいで下さい」

西和賀副町長だった高橋定信さんから「今年の春は両和賀(沢内・湯田)で待っています。温泉と秋田のお酒がまっていますよ」

秋田・横手市の親族・福嶋隆三さんから一家六人の写真入りの年賀状。長男は東京で歯科医、次男は医学生、長女も東京で医学生と一家眷属が医者。

辻トシ子さんもお元気な年賀状。この様子なら100歳・百寿も可能だろう。84歳ぐらいでウジウジしていたら笑いものと叱らそう。

山男の菊池今朝和さんからは「あの山も 低山にみえ 古稀の春」の一句。剱岳・池ノ平の楽園で遊ぶサルたちの写真が添えてあった。菊池今朝和さんは東北・釜石の人。

多くの人に助けられながら今年こそは先祖が眠る東北・西和賀に行くつもりでいる。

<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

コメント

タイトルとURLをコピーしました